いいかげんなおじいさんと、僕の、不思議だけれど、いい関係

いいかげんなおじいさんと、僕の、不思議だけれど、いい関係.

今回は、そういうタイトルなのだが、しかし、それにしても……….

そもそも、「いいかげんなおじいさん」とは、一体、どこの、誰の事なのか?答え。いいかげんなおじいさんとは、僕の心の中から生まれた、キャラクター。いや、僕にとっては、単なるキャラクターというよりも、確固とした、人格であり、パーソナリティだ。

事の始まりは、テープレコーダーを使った、創作の試みだった。

僕は、アメリカ国籍の女性(現在の妻)と結婚して、アメリカに移り住んで、もう、20年近くになるのだが、数十年前、まだ、日本にいた頃、ひとつの、実験的な試みとして、何の、心の準備もしないまま、テープレコーダーの録音スイッチを入れ、思いつくままの物語を、何でもいいから、ひとしきりしゃべり、あとで、それを、聴いて見る….という事を、していた。いいかげんなおじいさんは、その、言葉通りの「出まかせ」の中から、出て来た。不思議な事には、このおじいさんを主人公にすると、物語が、勝手に、スラスラと進んでいって、その作者であるはずの、僕にして見れば、いいかげんなおじいさん、という人が、物語の中で、好き勝手にやらかすのを、ただ、見ている様な気持ちになる。そして、このおじいさんの物語は、僕にとっては、とても、面白い。荒唐無稽、破天荒な、おじいさんの言いぐさ、行動に、僕自身が、大笑いしてしまう事も、しょっちゅうだ。今回、ブログ記事として、久しぶりに、又、このおじいさんの物語を、書いたが、このおじいさんの、僕にとっての存在感は、年月を経ても、少しも、薄れる事なく、今、こうして、いいかげんなおじいさんについて、書いていても、このおじいさんが、どこか近くにいて、「何だ?ワシの事か?それとも、タワシのたわごとか?」などと、訳のわからない事を言い始めそうで、不思議な気持ちになる。

僕の、ブログ・サイトは、この、いいかげんなおじいさんの物語だけでも、百記事でも、二百記事でも、ずっと、書いていけそうだ。

「意味がわからん!」と、さんざんな不評で、読んでくれる人がいなかったとしても、自分ひとりで、大笑いしながら、書き続けて、楽しい時間を過ごせるだろう。それも、マア、悪くはないんじゃないか。おじいさん自身は、どう思う?「知らん!それより、腹が減った!飯でも食いに行こう!」

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