サンディエゴでキンチョール!

サンディエゴでキンチョール!

僕は、ここ20年位、カリフォルニア州のサンディエゴで暮らしているが、職業的には、カリフォルニア大学サンディエゴ附属病院の精神科練(サイキ・ユニット)で、メンタル・ヘルス・ワーカー(Mental Health Worker)として、働いている。先日の夕方に、患者の居室に入って、事務的な用事をしていたのだが、ふと、思い浮かんで、口ずさんでいた歌が、僕が小さい頃に、クレイジー・キャッツの桜井センリが、テレビで歌っていた、キンチョールのコマーシャル・ソングだった。

ハエが落ちる

ハエが落ちる

ハエが落ちる

どうして、こんなに

ハエが落ちる

オラあ、知らネエ

オラあ、知らネエ

キンチョールのせいだヨ!

オラあ、知っちょる!

どうして、そんな歌が、思い浮かんだのかは、よく、わからない。

年中、しょっちゅう、歌っている訳でも、何でもないのだが、その夕方は、たまたま、歌っていた。

ある瞬間、ハッと、気づくと、誰もいないと思っていた、その部屋に、人がいて、僕が、キンチョールの歌を歌っていた、すぐ後ろで、不思議そうな顔をして、僕を見ていた。僕は、それで、何とも、奇妙な気持ちにさせられたものだ。ふと、ひとりの日本人の、個人的な心情に戻って、桜井センリの、キンチョールの歌を歌っていたら、思いがけずも、アメリカ社会の空気に、グッと、引き戻されて、僕自身としては、どっちつかずの気持ちのままで、取り残されて、当惑してしまった….みたいな感じだった。カッコよく言えば、日本と、アメリカの間の、日常文化、大衆文化、生活文化的な空気、雰囲気の違いを、そういう形で、はっきりと実感して、体験したのだろう。あの瞬間は、本当に、ものすごい違和感があった。その、違和感というのは、住み慣れた、アメリカの目から見た、日本への違和感と、生まれ育った、日本の目から見た、アメリカへの違和感の、両方だったと思う。

ちなみに、この記事のはじめに添付した画像は、その、僕が働いている、精神科練のものだ。この雰囲気の中で、桜井センリの、キンチョールのコマーシャル・ソングを歌ったら、そりゃあ、やっぱり、変な感じだろう….というのは、何となく、わかってもらえるかな(笑)…….。

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