妻は、不思議な人だ。存在に、現実感が、ない。自分は、ただ、こういう女性と、暮らしている、夢を、見ているだけなのではないのか….などと、ふと、空想して見る事が、ある。それ位に、ファンタジックで、どこか、異世界の存在の様な印象を与える人だ。もう、20年近くも、一緒にいるのに、ずっと、変わらず、そんな印象だし、今の、今でも、そうなのだ。
魅力ある女性は、世の中には、たくさん、いるし、その、魅力の種類も、本当に、様々だ。でも、自分にとっては、妻は、その、魅力の次元が、違う。この人の様な、独自の魅力、独特な魅力のある女性は、いない。その、自分にとっての、妻の、魅力の秘密というのが、一体、何であるのかは、まるで、わからない。なので、妻は、自分にとっては、大変に、ミステリアスな人だ。彼女は、少なくとも、この、自分に対しては、とても、開けっぴろげな人で、何を、隠している訳でもないのに、それでも、不思議な、謎の人なのだ。
自分は、妻を知るまでは、アメリカに、住みたい…と、一心に、その事ばかりを、思っていた。今、彼女との結婚生活を、ずっと、続けて来て、妻の存在は、この、巨大な国・アメリカの存在よりも、自分にとって、はるかに大きい。
妻という人が、他の、多くの人々にとって、どんな女性なのかは、よく、わからない。彼女という存在は、自分にとって、余りにも、特別なもので、あり過ぎるから。
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