心のピストル – ジョン・ライドン

いつも心に、ピストルを….違う!

いつも心に、ピストルなんか、持ち歩いちゃ、イカン!それで、気が向いたら、いつでも、ズドン….なんて、危なくてしょうがない!

そうじゃなくて、いつも心に、ピストルズ….って、言おうとしたんだ!そう!いつも心に、ピストルズ!じゃあ、ピストルズって、何?ピストルズっていうのは、“パンク・ロック”という言葉を知っている人なら、その代名詞みたいに、それとペアで、あわせて知っているバンドの名前、セックス・ピストルズ……その事だよ。

そのバンドの事を知らず、パンク・ロックという言葉も知らない人なら、「なーに?その、アブナイ名前?奇をてらった、バカな人達のバンド?それとも、下品な、無名のお笑いバンド?」とでも、思いそうな、そのバンド名。

その、セックス・ピストルズの、バンドの活動の最後期ぐらいに、僕は、イギリスに、住んでいた。

というか、実質的には、バンドとしての、彼らの活動は、すでに終わっていて、それでも、名前だけが、いまだ、色濃く残っていた。

僕がイギリスで生活している間、このバンドは、テレビには、一切、登場しなかったし、ラジオで、その曲を聴く事も、ほとんどなかった。このバンドのレコードを持っている人から、ある日、それを借りて、聴くまでは、このバンドが何者なのかは、さっぱり、わからなかった。だが、その日、その瞬間は、やって来た。

そのレコードとは、シングル・カットされた、“God Save The Queen“(B面は、“Did You No Wrong”)だった。レコードを、ターンテーブルにセットし、針を下ろして、聴き始めて、すべてがわかるまでに、1分も、かからなかった。それまでの僕は、基本的に、ビートルズ至上主義で、ビートルズに匹敵するインパクトを持つバンドなんて、この世にある訳がない…..と、信じ込んでいた。

このバンド、ピストルズは、僕の、その思い込みを、数十秒で、破壊してしまった。それほどに、ピストルズの歌は、その演奏とひとつになって、イカしていた。

その後、数年して、ヴェルヴェット・アンダーグラウンド、そして、頭脳警察と、自分にとっては、ビートルズと並ぶインパクトを持つバンドが、ひとつ、そして又ひとつ、現れたが、皮切りは、この、ピストルズだった。

ピストルズのリード・シンガー、ジョン・ライドンは、ピストルズで歌っていた当時は、ジョニー・ロットン(腐ったジョニー)と名乗っていたが、ピストルズ以降は、本名に戻って、歌っていた。その、ピストルズ脱退後の、最初のバンドが、パブリック・イメージ・リミテッドで、イギリスで、毎週欠かさず観ていた、BBCテレビのヒット・チャート番組、「The Top of The Pops」で、彼らのデビュー・シングルを、彼らの演奏映像を観ると共に、リアルタイムで、聴く事が出来た。それから、何年もの間、この、ジョン・ライドンの存在は、僕に、大きな影響を、及ぼし続けた。それは、本当に、デカかった。にらみつける様な目つきで、あれこれ、痛烈な批判をして、しゃべり続けるが、時々、ニコッと笑うと、それが、何とも言えず、魅力的だった。痛烈な批判自体も、ウィットとユーモアがきいていて、面白かった。

今は、ただの「おやじ」になってしまったが(マア、僕自身もそうか)。

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