ポジティヴ思考(Positive Thinking)と、アメリカ的な、神の存在感ある日常.

ポジティヴ思考(Positive Thinking)と、アメリカ的な、神の存在感ある日常.

そもそも、ポジティヴ思考というムーヴメントは、キリスト教そのものではないにせよ、キリスト教的な考え方、そのエッセンスを、ベースにしている。現に、ポジティヴ思考というものを根拠づけようとすると、「助けてくれる神がいる」というところに収まる。ポジティヴ思考が、主に、アメリカでポピュラーで、日本では流行らないのも、そこに理由がある。

アメリカ的な、神の感覚、日常文化の次元での、神の感覚。それがピンと来るなら、ポジティヴ思考なんて、それ以上の解説は、全然、必要ない。ポジティヴ思考は、「God」という言葉が、日常の中で、いつでも、どこででも、あらゆる形で使われ、あふれている、アメリカならではのものだ。

僕自身、宗教的な神の概念は、必ずしも、賛成できないところが、大いにあるが(その宗教・宗派、神を語る個人にもよるけれど)、20年近くもアメリカに住んでいて、通念としての神は、よくわかるし、個人的に、親しんでいる。

この、ポジティヴ思考と、アメリカ的な「God(=神)」の感覚の関係を、ギュッと、突き詰めて、簡単に言うと、例えば、Everything will be alright ! (すべて、うまくいくさ!何とかなる、大丈夫!)と、誰かが、力づけ、励ます時、あえて、「何故、そんな事が、言えるのか?」と尋ねれば、その答えは、Because He is ! (カミサマが、いるからサ!)という事に、間違いなく、なる。言っている本人が、それを意識していようが、いまいが、それ以外では、ない。

宗教宗派の教える神を信じる、というのとは、違う形で、通念として、神の存在感覚があって、それが、ポジティヴ思考の大衆文化になっているのが、アメリカだ。

その事が、よくわかる歌を、紹介する。シンガーが、作詞作曲者なのだが、このミュージシャンには、キリスト教的な個人背景は、一切、ない。その事は、彼の大ファンである僕が、確言する。事実、このミュージシャンの、他の多くのレパートリーの中には、この歌の様なものは、一曲もない。

でも、この歌は、真に、心を打つ。同じ、ひとりの人間同士として、心底、共感して、感動する。

彼は、アメリカ人であり、故に、この歌も、英語で歌われている。

歌詞は、あえて、紹介しない。

この歌が歌われる、純個人的な雰囲気を、感じ取ってもらえたなら、僕が、今回の記事で書いている、そのポイントも、あるいは、わかってもらえるかも知れない。

https://m.youtube.com/watch?v=h6FIjp8nJV4&pp=ygUYamVzdXMgdmVsdmV0IHVuZGVyZ3JvdW5k

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