イギリスのお笑い番組、Monty Python’s Flying Circusの、一場面。エリック・アイドル扮する、若い将校らしき男が、軍の指揮官、あるいは、高い地位にあるらしき男のオフィスを訪れて、告げる。
「大変な問題を、お知らせします」
「何だ?大変な問題というのは?」
「軍の敷地を、見て下さい!大砲や、戦車、機関銃、ライフル、その他の武器で、いっぱいです!」
「それが、どうしたというのだ?」
「だって、危ないじゃあないの!そんなもの、誰かが発砲して、人が怪我したり、死んじゃったりでもしたら、一体、どうするの!」
で、テレビを観ている、イギリスの視聴者達は、何と、イカレた将校だ、ワッハッハ、と笑って、終わる….という、他愛のない、制作意図であったのだろうと、思う。
にも、関わらず、いや、だからこそ、なお、自分は、同番組の、この場面を思い出し、ゾッとする。
考えても、ご覧よ。この、将校の言っている事、実のところ、筋が通ってはいないか?彼の方が、彼の言葉で大笑いしている、視聴者達よりも、ずっと、まともだぜ。
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