Pearl Jam.

Pearl Jamには、大きな、影響を受けた。もはや、改めて、聴く事はないが、一時期は、毎日、聴いていたし、心の支えにしていた。エディ・ヴェダーは、歌と、生き方で、自分の気持ちを、自分に代わって、表現してくれた。アメリカ人らしい、生真面目さ、前向きさと、イギリスのロックに通じる様な、密度の高い、音づくりが、パール・ジャムの、そして、バンドの、中心人物である、エディ・ヴェダーの、魅力だった。今、思い出しても、胸が、熱くなる。あの頃の自分は、彼の歌に、生きていた。彼の、歌には、その、言葉には、独特の、世界が、あった。

自分は、その、エディ・ヴェダーの、歌の世界の、住人だった。

彼の歌との、一番、最初の出会いは、時折、ラジオから、流れて来る、彼の(パール・ジャムの)歌、「Better Man」だった。当時は、まだ、日本に住んでいたのだが、その歌は、FEN(米軍の放送局)を聴いていると、日を変え、時間帯を変えて、何度も、流れて来た。その歌は、純粋に、心に響いた。

録音して、何度も、聴いた。のちには、パール・ジャムの、別の歌も、FENから、録音して、聴く様になった。それが、1994年の事だった。その頃から、4年ほどの月日が経って、自分の、生活している場所も、生活状況も、全く、変わっていたが、感じるところがあって、CD/ヴィデオレンタルの店で、パール・ジャムの、ファースト・アルバムを借りて来て、聴いた。その時に、先の文章に書いた通りに、「自分の気持ちを、自分に代わって、歌で、表現してくれているバンドだ」と、感じた。

それからは、次々に、他のアルバムを、一枚、又、一枚と、聴いていき、たくさん売られていた、海賊盤の、ライヴ録音なども、何枚も、聴いて、新たに、聴く度に、ますます、好きになっていった。

エディ・ヴェダーの歌は、生きるエネルギーを、自分に、くれた。彼の歌が、なかったら、あの、混迷の時期を、一体、どうやって、乗り切っていたか、わからない。

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